QNAPに「さくらのVPS」のシステムバックアップを自動でおこなう③

QNAPで設定

ポイントをおさえておけば設定自体は難しくない(が、制約もあることに注意)

  • 事前にリモートバックアップの情報を「ストレージ領域」として作成する
  • リモートからローカルNASへのバックアップは「アクティブ同期」(名前がわかりにくい)を指定する
  • インターネット経由でのバックアップの場合は、暗号化する事が望ましいが 暗号化が可能なSSH経由のRSYNCの場合、rootでログインしないとファイルのアクセス権限の理由で、バックアップに失敗する場合がある(rsync-path='sudo rsync')してくれないっぽい?

AppCenterからHBS3 Hybrid Backup Syncをインストールする

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バックアップ系はここに集約しているようなので、これをインストールする

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左アイコンの一番下をクリックし、ストレージ領域の作成ボタンを押下して領域を作成

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リモートRSYNCを選択。

Rsyncの設定に基づいた設定の実施

RSYNCの場合

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  • 名前:わかりやすいのをつける
  • IPアドレス/ホスト名:さくらのVPSのホスト名
  • ポート:特に変更してなければデフォルトの873を指定
  • サーバの種類:Rsync互換サーバ
  • アカウントアクセス:rsyncサーバアカウント
  • ユーザ名:rsyncd設定の時に設定したID
  • パスワード:rsyncd設定の時に指定したパスワード
  • 暗号化ポートを使用する:選ばない(チェックするとSSH経由になる)

RSYNCSSH経由で実施する場合(暗号化ポートを利用する)

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  • 名前:わかりやすいのをつける
  • IPアドレス/ホスト名:さくらのVPSのホスト名
  • ポート:SSHのポート 通常は22。攻撃が多いポートのため、変更を推奨。
  • サーバの種類:Rsync互換サーバ
  • アカウントアクセス:rsyncサーバアカウント
  • ユーザ名:SSHアカウント
  • パスワード:SSHパスワード
  • 暗号化ポートを使用する:選ぶ

同期ジョブの作成

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同期を選択。

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作成→アクティブ同期

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リモートRSYNCサーバを指定

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さきほど作ったストレージ領域を「選択」

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同期先をそれぞれ選択

  • リモート /timeshift /backup等 バックアップファイルを格納したフォルダ
  • ローカル /任意のバックアップ場所

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スケジュールの設定

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ソースフォルダから消えたものは、削除するように設定。

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